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前回の記事は、コンティニュエーションベットの理論―それが利益的であるという根拠の話でした。
今回は、弱いハンドを持っている場合に、CBを打つかどうかのチェックリストを示したいと思います。
ブラフCBを打つことが正当化される理由は、あなたのレンジがボードにヒットして、相手のレンジが
ミスしていることによるフォールドエクイティです。そしてそれが今回の記事の全てです。
以下では、フロップがこちらのレンジにどのようにヒットしているかを考察し、ハンドレンジについて
簡略にまとめます。ですが、まずはフロップのテクスチャについて、一般的な話をしましょう。

フロップは大きく分けて、2つのカテゴリに分類されます。

「ウェット」なフロップとは、多くのカードの組み合わせと結びつきやすいテクスチャです。
「ドライ」なフロップとは、あまり多くのカードの組み合わせと結びつかないテクスチャです。


フロップには超ドライなものから、超ウェットなものまであります。
ドライフロップでは、スターティングハンドのうち、かなり限られた範囲としか、
メイドハンドや強いドローを作ることができません。
つまり、ドライフロップは、「ヒットしにくい」ボードなのです。
それに対しウェットフロップでは、多くのハンドの組み合わせと結びつきます。
実際、超ウェットなボードでは、フロップでストレートができてしまうような場合もあります。
例えば、以下の様なフロップを見てみましょう。

9c7d6s
この976のフロップでは、誰かがT8sを持っていればフロップナッツストレートができています。
勿論、85でもストレートができています。(85はT8よりもプリフロップで参加している可能性は
低いでしょう。しかし、2NLの相手はこのようなクズハンドでも、特にマルチウェイポットで
オッズが良い場合には参加してくることが多々あります)
このフロップでの他のメイドハンドは99,77,66のセット、TT+のオーバーペア、
97,76のツーペア、それに複数のコンボドローやペア+ドローがあります。
(98はTP+OESD、88、87はペア+OESD、TTはOP+ガットショット、55はアンダーペア+ガットショット)
また、この976フロップでは、ペアはできなくともフロップでストレートドローになる多くのハンドが存在します。
8を含む多くのハンド(A8s等)はOESDになるし、JTのようなハンドもツーオーバー+ナッツガットドローです。
このようなフロップは多くのハンドと結びつきやすいため、ウェットフロップであるとみなされます。
もしボードがツートーンであれば、フラッシュドローも存在し、さらに多くのハンドとの結びつく
可能性が高くなります。

これとは対称的に、ドライフロップは、あまり多くのハンドとは結びつきません。
ドライフロップの例を見てみましょう。

Qh7s2d
これは超ドライフロップの一例です。K83,K82,K72と同じように、これは3つの異なるランクのカードで
構成されたフロップです。このようなボードでは、ターンカードをめくらない限りは、ストレートドローや
フラッシュドローは存在することができません。OESDばかりでなく、ガットショットドローすら作れないのです!
このようなドライフロップでは結びつくスターティングハンドは多くありません。もしこのようなドローが
少ないフロップでCBを打てば、たいていはメイドハンドからしか反撃を受けることはないでしょう。
存在するメイドハンドはセット、トップペア、ミドルペアトップキッカー、ミドルポケットペア位でしょう。

また、別の種類のドライボードとしては、以下の様なペアボードがあります。

993r
このようなフロップでは、フラッシュドローは存在しません。また、9と3で数字に大きなギャップがあるので、
ストレートドローもありません。フロップに激しくヒットするハンドは9か3が含まれているものだけですが、
これらのハンドは99,33,T9s,98s,A3sを除けばスターティングハンドにはほぼ含まれていないものです。

しかし、すべてのペアボードがドライフロップなわけではありません。以下を見てみましょう。

JJT
このフロップは2つのランクのカードで構成されていますが、JとTはコネクトしています。
KQや98を持っている人がいれば、OESDが存在します。また、フラッシュドローもあります。
ですが、ペアボードではフルハウスが存在するので、ドローを持っている人も警戒をする必要があります。
もしJTを持っている人がいれば、彼にとっては夢の様なフロップでしょう。


さて、ドライボードとウェットボードの例を見たので、ここからは、ハンドレンジや、
レンジとフロップがどう結びつくかについて話したいと思います。
また、フロップとハンドレンジが結びついているかを判断する簡易的な方法を示します。
原則としては、相手のレンジにヒットしていなそうなドライフロップは、ブラフCBを打つチャンスです。

あなたは、「君のハンドはAKだろう」という表現を聞いたことがあるかもしれません。
これはたいてい、ミドル~ローカードで構成されたボードで、弱いペアを持ってヒーローコール
するときに使われるものです。
相手がAKを持っている、と読むのは「レンジ読み」の一例です。
もちろん相手のレンジを一点で読むというのは極端な例ですが。
ただそうはいっても、特に3ベットポットなどでは、TAGが相手の場合はAKはとても典型的なハンドですし、
AKは16コンボあり、ポケットペアがそれぞれ6コンボであるのだから、なおさらです。
もし相手がAA,KK,AKでしか3Betをしてこないのであれば、AKの確率は16/28=57%です。
彼は文字通りAKを持っている確率が高いと言えます。
QQもまた、プリフロップレイザーのトップレンジに(特にシングルレイズドポットでは)近いものです。
特に相手がEPでオープンしてきているのであれば、レンジをAK,QQ+と読んでも大きくは間違って
いない
でしょう。

プリフロップレイザーのレンジの多くが「トップペア」タイプのハンドで構成されているなら、
AKやQQに有利なフロップであれば、レンジ全体にも有利であると言えます。
Aハイボード、Kハイボードでは、AKは明確にTPTKになります。Qハイボードでは、QQがトップセット
になります(AAとKKもまたプリフロップレイザーのレンジにあり、それらはオーバーペアになります)。
ハイカードがA,K,Qのボードはプリフロップレイザーに有利なので、基本的にはCBを打ちやすいでしょう。
プリフロップレイザーのこのボードでのベットは実際にヒットしているバリューベットであることが多いからです。
あなたがプリフロップレイザーなら、Axx,Kxx,QxxのボードではCBの頻度を高めてよいでしょう。
もしフロップを実際にはミスしていたとしても、フォールドエクイティがあります。
なぜなら相手はあなたのハンドをAKやビッグペアと推測するからです。

ですのでプリフロップアグレッサーのレンジを読む簡易的な方法は、AK/QQ+と考えることです。
しかしプリフロップコーラーのレンジはどう考えればいいでしょう?
相手がフロップとコネクトしているかをどう判断すればいいでしょうか?
もしあなたが私が以前書いたプリフロップコールレンジの記事(part8)を思い出せば、そのチャートには
多くのポケットペアとスーテッドコネクタ、スーテッドAが含まれているのがわかるでしょう。
2NLの相手というのは、もしあなたがEP~MPでオープンした場合でも、ランダムハンドに近いような
ひどいプリフロップコールレンジを持っていることもありますが、基本的にはJJ-22、KQs-65s、
AQs-A2sあたりが多いでしょう。これらのハンドを可視化するのは難しいことですが、これらのハンドが
フロップと絡んでいるかどうかを考える簡易的な方法があります。それは、投機的なハンドの
グループそれぞれを、ある特定のハンドのように考えることです。
このテクニックのいいところは、そのグループのあるハンドとフロップが絡んでいるのであれば、
そのグループの他のハンドとも絡んでいることが多い、ということです。
例えば、このように考えます。
スーテッドコネクタの例としてJTs、ポケットペアの例として88、スーテッドAの例としてA5sを想像してみましょう。
これを「AKの一点読み」のようにあてはめてそれぞれ考えてみます。
プリフロップレイザーのレンジをAK/QQ+と簡略化したように、プリフロップコーラーのハンドを
JTs/88/A5sのように想定
し、フロップでは少なくともこれについてだけは考えてみましょう。

さて、この簡易的なAK/QQ+およびJTs/88/A5sのレンジを使って、いくつかのフロップの例を見てみましょう。
それについて、ウェットであるかドライであるか、そしてプリフロップレイザーかコーラーか、
どちらに有利なフロップなのかを検討してみたいと思います。

k83tt
K83tt
このフロップは、CBをとても打ちやすいテクスチャです。
とてもドライなボードで、フラッシュドローはありますが、ストレートドローはありません。
プリフロップレイザーは(たとえ彼が実際にはもっと弱いハンドであっても)AKでKヒットを主張できますし、
ポットをここで取れてしまう可能性も高いでしょう。
さて、ここで、簡易的な方法でコーラーのレンジを考えてみましょう。ハートのスーテッドを除き、
A5sとJTsはフロップをミスしています。88はフロップセットになっていますので、最低でもコールは
されてしまいますが、同様のグループのハンド、99や77はフロップをミスしています。
コールしてもターンでダブルバレルを打たれるだけでしょう。
注意して欲しいのは、ここでの88や33はとても有利な状態なので、もしこのフロップであなたがCBを打ち、
レイズを返された場合には、多くの場合、フォールドしたほうがよいでしょう。
このボードでコーラーのレンジに激しくヒットするのは88,33位なので、フロップレイズはバリューレイズで
あることが多いでしょう。
上記の理由により、そしてもしあなたが今までの記事すべてに目を通してきたのなら、このK83フロップで
ブラフCBを打つことに頭は使わない
でしょう。何故ならフォールドエクイティがとても高いからです。

q75m
Q75m
初心者の中には、こういうモノトーンボードを見て、「これはCBを打てない。ウェットすぎる」と、
思う人がいるかもしれません。こうやって考えてしまう初心者はあまり良くありません。
このボードは、全くウェットではありません。勿論、危険なボードですが、ウェットではありません。
このようなフロップが開いたら、ほとんどの場合私はCBを打ちます。
その理由は単純です。このようなフロップでは、相手は強いメイドハンド(TPTK、セット、フラッシュ)や、
強いフラッシュドロー(Ac、Kc持ち)でなければ、コールが利益的ではないからです。
相手はQdJdのようなハンドを持っていた場合、このフロップを嫌に思いながらもCBにコールはするでしょう。
彼はトップペアを持っています。しかし、あなたのフロップフラッシュや、
ドローイングデッドに近い状態を危惧し慎重にプレイするでしょう。
このフロップはフォールドエクイティがとても高く、ここでコールできるハンドはかなり限られています。
簡易的な相手のレンジ推測に当てはめてみてください。JTsのようなスーテッドコネクタ系は、
スートがクラブでない限りはコールするのはとても難しいでしょう。A5sのようなハンドも同様です。
88のようなペアハンドもフォールドする可能性のほうが高いでしょう。
もしクラブが含まれているペアでも、コールは難しいはずです。
なぜなら、ターンでフラッシュができたとしても、8ハイフラッシュはナッツには程遠く、
ボードに4枚のクラブが落ちた危険な状況になってしまうからです。
上記の理由により、フロップモノトーンボードというのは、CBが高確率で成功するスポットなのです。

A98tt
A98tt
一般的に言って、AハイフロップはCBを打つのに適しています。何故なら、Aは低いペアハンドに対しての
スケアカードだからです。しかし、このフロップではブラフを打つのにいくつかの問題があります。
第1に、2NLの相手はラグAのハンドを好んでプレイし、彼らはトップペアをフロップでは決して降りない
でしょう。第2に、このボードにはフラッシュドローが存在します。ただし、私は多くのプレイヤーが
フラッシュドローの存在を過大評価し過ぎであるとは思います。
結局のところ、相手がJTs系と想定した場合、4つのカラーの組み合わせが存在します。
相手にフラッシュドローがあるのは、その1/4に過ぎません。
実際にはさらに、ダイヤを2枚相手が持っているなら、
その分ボードにダイヤが2枚落ちる確率は下がるので、フラッシュドローができる確率は少し低くなります。
フラッシュが出来る確率は低く、だからこそポーカーではフラッシュがストレートよりも強いという
ルールになっているのです。
ただそうは言っても、2NLの多くのプレイヤーというのは、ASAP(“Anything Suited, Any Position”)
のプレイをする傾向にあるので、フラッシュドローはやはり警戒しなければいけません。
また、さらに考慮しなければいけないことは、このフロップでは数字がコネクトしていることです。
9と8がフロップにあるため、JTや76はOESDになっています。JTsでプリフロップをコールした場合、
フロップは確実に降りることはないでしょうし、もしスートがダイヤであれば、レイズする可能性も
高いでしょう。なぜならOESD+FDはワンペアハンドに対してフェイバリットである強いドローだからです。
ペア系ハンドに関しては、88、99はセットになっています。もし私であれば、ここでセットが出来、
相手がCBを打ってきたら、相手がTPTK系であることを願い、喜んで大きくレイズします。
相手がTPTKでセットに対してスタックオフしてくれたなら、セットは大幅にエクイティが優っています。
トップペア系ハンドとしては、A5sのようなハンドは、フロップではほぼコールするでしょう。
その後、ターンリバーとブランクが落ちた場合は、ショウダウンまで行く可能性も高いです。
もしA5がダイヤのスートであった場合、フロップでレイズされ、オールインまで行くかもしれません。
なぜなら2NLプレイヤーはフラッシュドローは「引けるもの」と考える人が多く、彼らのトップペアが
弱いキッカーしか持っていないことなぞすっかり頭から抜けてしまうのです。
ここで一つ覚えておいて欲しいのは、フロップに落ちたAがフラッシュドローのほうの色だった場合、
たとえばAh9h8dのような情強だった場合には、相手のフラッシュドローの可能性は少なくなるということです。
何故なら、このようなボードでは、相手のAxハンドはフラッシュドローにならないからです。
結論として、A98ttはかなり際どいフロップで、ニットなセットマイナーのアンダーペアを
降ろせるとはいえ、私はKQの様なハンドの場合にはCBは打たないでしょう。
もしAh8s5hのように、もっとドライな組み合わせであれば、フロップを外したブロードウェイや、
スーテッドコネクタや、ポケットペアを降ろしてデッドマネーを取りに行くためにCBを打つでしょう。

q66r
Q66r
ペアボードというのは基本的にはドライです。
しかし、あなたが思うほどにはフォールドエクイティは高くありません。
あなたのレンジにはAQやQQ+があるとしても、彼らが66以上のポケットペアを持っているような場合には、
相手はCBに降りることはないでしょう。そして、アンダーペア等の場合でも、フロートされることが多くあります。
このようなボードがプリフロップレイザーにあまり好ましくない理由は、コーラーのレンジにフロップが
ヒットしているからではありません。単に、コーラーにとって怖くないボードだからです。
ポケットペアがあればAKを含むAハイには勝っていますし、負けているのはQとオーバーペアのみです。
私はまた、このようなボードでは、Aハイのコーラーがフロートを試みることが多いことに気づきました。
実際この戦術は、Aにある程度のエクイティがあることも考慮すれば、それほど悪くはありません。
ただ、基本的には、私はこのようなフロップではCBを打ちます。何故なら、相手のレンジがボードを
ミスしている可能性が高いことは事実であり、ある程度のフォールドエクイティはあるからです。
ですが、同じペアボードでも、カードがもっとローカードに偏っている場合にはあまりブラフCBを打ちたく
ありません。なぜなら、オーバーペアになるポケットペアの数が増えるし、そうなった場合には
コールされてしまうからです。
このペアボードも、簡易的な方法で考えてみましょう。

JTsや他のスーテッドコネクタ:
オーバーカード+ドローのような状態にならなければ、基本的には降りる。
88と類するペア:
基本的にはコールする。しかしターンでダブルバレルには降りることが多い。
A5sと他のスーテッドA:
時にはコールし、時にはフォールドする。相手の傾向に依存する。
(例えば、コーリングステーションはこの場合大抵コールします。
なぜならプリフロップレイザーの6ヒットは信用しないし、Aがアウツになると思っているから。)

862r
852r
これは完全にラグボードです。なので、私は大抵CBを打ちます。
フラッシュドローもなければストレートドローも数少なく、とてもドライです。
せいぜい76がOESDになるくらいでしょうか。あとは2枚のローカードでガットショットドローや
低いOESDができる程度です。
このようなフロップで重要なのは、ポケットペア系のハンドが相性が良いことです。
TTや99はオーバーペアになり、8,5,2はセット、そしてその他のペアもそこまで不利ではないボードです。
結局のところ、AKなどの(プリフロップレイザーが持っていそうな)ハイカード系や2ブロードウェイは
ミスしているために、ペアハンドが勝っています。

とはいえ、私はこのようなボードでも、基本的にはCBを打ちます
なぜなら、現状負けていても、オーバーカードがアウツになることが殆どだからです。
また、このようなローボードでは、私はビッグオーバーペアをかなり信用します。
もし私がこのようなボードでQQを持っていた場合、99や77をバリュータウンに連れて行くために、
大きくバリューベットします。
もしタイトなプレイヤーがこのボードでCBにレイズしてきた場合、私は彼がセットを持っている確率が
かなり高いと考えます。ただ、下手でクレイジーなプレイヤーはここでミディアム(オーバー)ペアで
突っ込んでくる可能性もあります。なぜなら彼らはJJ+の存在など考えもしないからです。

このボードでJTsや他のスーテッドコネクタはドローがなければ殆どフロップで降りるでしょう。
A5s系はミドルペアができていればコールします。ただし、スモールキッカーのAxsはあなたが思うより
このようなボードでは強いのです。なぜなら、A-5のストレートのガットショット+ペアになることが
多いからです。

JT7tt
JT7tt
このフロップは一見、プリフロップレイザーにとても有利なように思えます。
もしAKを持っていれば、2オーバー+ガットショットになり、これならかなりエクイティも高いですよね?

ちょっと待ってください!

このフロップは、実は987ttのように、ぱっと見はプリフロップレイザーにとってひどいボードのようには
思えないでしょう。しかし、このようなボードはセミブラフを打つのにはとても危険なボードなのです。
ハイカードとしてJとTがあるフロップは、CB成功率をかなり下げてしまうのです。
この理由はとても簡単です。コーラー側のレンジの多くに、JTxというフロップはヒットするからでうs。
KQは2オーバー+OESDになり、98sもJTがあればOESDになりますし、このJT7ボードならフロップナッツです。
JJ-77の全てのミディアムペアも、セットになったり、ペア+ドローができたりと直撃しています。
古いポーカーの格言に「マルチウェイポットでは、誰か1人はJを持っている」というものがあります。
あなたがJTsのボードでAK/AQを持って何も考えず機械的にCBを打ち続けていれば、
それはお金を燃やしているようなものです。
もしあなたがフロップにヒット(TPTK+)したのであれば、最大バリューを引き出しにかかりましょう。
何故なら、殆どの場合相手のアクションに期待できるからです。
もしJJや98sを持っていたのなら、私はポットオーバーベットも視野に入れます。何故なら相手は
これに支払ってくれる可能性がかなり高いからです。
簡易的な方法でも確認してみましょう。

JTs:
OK、フロップでトップ2ペアだ。リバーでまた会おう!
88:
ペア+ガットショット。最低でも1ストリートはコールするだろう。99も同様。
77はセットができているのでほとんどの場合レイズしてくるだろう。
A5s:
ナッツフラッシュドローを持っていなければ、大抵の場合CBには降りる。

私は、JとTを含んだフロップは危険であるということについては特に強調したいと思います。
JTxフロップでブラフCBは控えたほうがいいでしょう。実際、もしフロップにJ~7のうち3つのカードが
含まれている場合、フォールドエクイティはかなり少なくなります

そしてツートーンボードであれば、さらにフォールドエクイティが少なくなります。
だから、JT8ttやT87ttのようなボードではブラフCBは打たないほうがよいでしょう。
全てのミディアムペアやミドルスーテッドコネクタがJ~7ボードにヒットします。
もし相手がプリフロップをコールしてこのようなボードになったら、相手にとっては
プリフロップレイザーを降ろすチャンスだし、ターンでベストハンドになるチャンスも多い状況です。

ここで、いくつかエクイラボを使って検証したスクリーンショットを載せましょう。
このようなJTxボードが相手にどれだけヒットしているかがわかります。

私はプリフロップレイザーのハンドとしてAhKhを設定しました。
そしてBUのコーラーのレンジにはわたしのブログで以前書いたコールレンジを設定しました。
BUが3Betするレンジを除外すると、コールレンジは以下のようになります。
JJ-22, AQs-ATs, A5s-A2s, KQs, QJs, JTs, T9s, 98s, 87s, 76s, 65s
これらのレンジに、AKsはプリフロップでは56%と有利なエクイティがあります。
ところが、JTxのフロップが開くとどうなるでしょうか?

part14eq

こうなると、コーラーがフェイバリットになり、56%のエクイティがあります。
そしてもしプリフロップレイザーがCBを打ち、コールされた場合、
55-22のようなアンダーペアやフラッシュドローにならなかったスーテッドAが落ち、
相手のターンのプレイ継続レンジにAKは圧倒的不利になってしまいます。
エクイラボの円グラフのボタンを押せば、コーラーのレンジにフロップがどれだけ噛み合っているかを
確認することができます。

part14hs
前回の記事では、私は、フロップでペアが出来る確率は30%であるということを言いました。
しかし、ポケットペアとスーテッドコネクタ偏重のレンジでプリフロップコーラーがプレイしている場合、
JT7のボードではペア以上のハンドができている確率がさらに高まります。
上記のチャートを見ると、プリフロップコーラーが最低でもワンペア(アンダーペアを含む)を
持っている確率は、77%にも達します
。そしてそのうち、17%はセットや2ペアなどのモンスターハンド
なのです。繰り返して言いますが、これはかなり恐ろしい状況です。
JT7のフロップでは、典型的TAGがBUでコールした場合、17%は2ペア+のハンドを持っているのです!
ですから、AK(もしくはQQですら)はここで仕事をしてくれるでしょうか?
相手のレンジがさらにタイトで、スーテッドAでコールをしないのであれば、
さらに相手のレンジは強くなります。
彼の持っているハンドにAハイはほぼなく、最低でもペアやOESDを持っているでしょう。
それについてのチャートはここでは割愛しますが、コーラーは数多くのドローやコンボドローを
レンジに持っています。
JT7のようなボードがどれほど相手のレンジにヒットしているかがわかれば、なぜこのボードで
フォールドエクイティがないかを理解できるでしょう。
だから、このようなボードではブラフCBを打つべきではないのです。

最後に、フロップCBについて私がここまでに言ってきたことについて重要なのは、
ブラフCBを打つ場合、自分のハンドが実際に何であるかは問題ではない、ということです。
大事なのは、こちらのレンジなのです。
だから、例えばあなたが77でHJからオープンしたり、76sでCOからオープンしたりして、
フロップでK95がでた場合に、あなたがセカンドペアを持っていること(76sの場合はノーペアなこと)
を、一旦忘れてください。相手はあなたのハンドをAKのようなハンドと推測しています。
だからあなたはあたかもAKを持っているように、KハイボードでCBを打つべきなのです。
もしあなたが76sのハンドで、相手の88やJTsを降ろすことができれば、上出来です。

次回の記事では、いくつかの実際のハンドを見て検討していきます。
それぞれのスポットでなぜCBを打ったか(打たなかったか)を要約し、ベットサイズについても
ガイダンスを行う予定です。

元記事 The ABC of 2NL, part 14: The ABC of Continuation Betting, part B: Evaluating Board Texture.
https://www.pokerschoolonline.com/blogs/ArtySmokesPS/the-abc-of-2nl-part-14-the-abc-of-continuation-betting-part-b-evaluating-board-texture

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